8月13日(木)有朋舘で総会が開かれました。平成20年は創立110周年の行事が行われましたので、北島会長、小玉校長ともにはじめの挨拶ではその報告と、記念事業への寄付のお礼が述べられました。念願の弓道場がこの3月に校舎南側に完成し、弓道部員たちが練習に励んでいるということです。
記念講演は高校21期卒業生で、警視庁刑事部第一機動捜査隊長・黒目達朗氏が、『治安の課題』という演題で、話されました。普段テレビドラマの中でしか知ることのない世界で功績を挙げてこられた氏の体験談から、私たちの平穏で安全な毎日のために日夜危険をいとわず努めておられる姿が目に浮かびました。昭和40年代と比較すると近年殺人事件は6,7割に減少し検挙率も高いものの、刑法犯罪全体は大幅に増加し、検挙率が下がっているので対策を講じて向上しつつあるということです。インターネットが普及し、携帯電話、クレジットカードを持つ人が増え、世の中が急激に変化する昨今、新手の犯罪は増える一方で治安の課題も尽きることがないということでした。田舎でのんびり暮らしているつもりの私たちにも警鐘となるお話でした。しかし島根県は日本で一番犯罪の少ない県であるといううれしい数字も紹介されました。 (講演要旨はこちら)
午後は、懇親会が催され、久々の再会を楽しみ同期で盛り上がるグループがある一方で、年代を超えた先輩、後輩の語り合い、お元気な恩師との談笑、恒例の賑わいがワイナリーの広間いっぱいに繰り広げられました。