各県を代表したハイレベルな力作が全国から集まる展示会に、本校からは3名での共同制作作品1点を出品しました。各都道府県それぞれに、表現の多様性あふれる個性豊かな作品群でした。 
今年の展示会場では、趣向を変えた鑑賞会が行われました。1グループ18人ぐらいで一つの作品について、意見や感じたことを皆で言い合うものです。例えば、夕日のきれいな「晩夕」という作品を見て、沢山の意見を聞いた後に制作者からの感想を聞いた時、「実は元は青空だった」など、思ってもみなかった制作者の思いに触れ、作者の思いと沢山の意見とを融合して、その作品への考え方を生徒自身で大きく変えることができました。自分たちの共同制作した作品でも意見交換ができました。自身が制作した時には思わなかった感想も多く、自分たちの作品に関してより深く語ることができました。 
講師の先生のワークショップもありました。目の見えない相手に対して、自分が見ている物を伝えるというものでした。想像以上に難しく、相手に正確に伝わるまでに時間がかかりました。ですが、うまく伝えるコツを聞くことができ、日常でも使っていこうと意欲が高まりました。 
生徒個々に、今後の自身の制作や生活の糧となる、強い刺激を受けることができた大会参加となりました。