8月20日(火)

第106回全国高校野球選手権大会に出場した野球部が帰ってきました。

生徒や卒業生、地域の方々の多くの出迎えを受けました。

出迎え式での校長挨拶は以下の通りです。

ありがとうございました。

 

まずは野球部のみなさん、ベスト8おめでとう。そしてお疲れさまでした。

大社高校野球部の歴史を大きく塗り替えた2024年の夏は、今後多くの方々に語り継がれるであろう夏になりました。

みなさんにとっても、全国の舞台、あこがれの甲子園でプレーしたこの夏は生涯忘れることのできない、かけがえのない思い出になったのではないかと思います。

そして、アルプススタンドやテレビの前で、熱い声援を送った生徒・教職員・保護者、野球部OB、卒業生、地元のみなさん、そして私自身にとっても、忘れられない夏になりました。

一球一球に沸くスタンド、地響きのような歓声、暑い中に時折吹く浜風、緑の天然芝と黒土の丁寧に整備されたグランド、そこで躍動する選手たち、本当にすばらしい最高の舞台でした。

三回戦までは、春準優勝の報徳学園、長崎創成館、早稲田実業と、全国で名のある高校と次々に対戦しましたが、強豪相手にも臆することなく、今のチームで作り上げてきたものを信じ、実践し、勝ち進んでいきました。

昨日の準々決勝:神村学園との試合では、終盤点差を広げられはしましたが、選手もスタンドも誰ひとり、途中であきらめることなく、最後まで勝利を信じ、声を出し続けました。

グランドとスタンドが一体となった、本当にすばらしい試合でした。

試合終了直後から、たくさんのメッセージがスマホに届きましたが、その中に「選手が球場を出ていくときのひときわ大きな拍手・声援が、彼らの残したものの大きさを表していたと思います。」と書かれたものがありました。

試合を追うごとに、応援してくださる方々がどんどん増えていったのも甲子園ベスト8という目標に向けて戦った、みなさんのひたむきさと謙虚さ、野球に真摯に向き合う姿が多くの人に感動を与えた結果だと思っています。

島根県のみならず、全国のみなさんから数えきれないほどの激励や感謝のメッセージが届きました。

すばらしい戦いをしたチーム、そしてすばらしい応援をした生徒たちを心から誇りに思います。

さて、みなさんが、宿舎入りして以降、新聞やテレビなどで、大社高校野球部の歴史や今まで関わってきた方々の思い、そして野球部に期待する声が集められ、報道されていました。

一つ一つの記事やニュースを見聞きするたびに、いろいろな縁があり、いろいろな偶然や必然があり、いろいろな思いや願いがあり、たどり着いた舞台だったのだと感じました。

みなさんもこの間、多くの人に支えられ、応援されていることを強く感じたのではないかと思います。

今日ここに来ていただいているみなさんをはじめ、支え、応援してくださったみなさん、高いところからではありますが、本当にありがとうございました。

引き続き、大社高校を温かく見守っていただければ幸いです。

さて、選手のみなさん、疲れは残っていると思いますが、あさっては2学期の始業式です。

課題テストは延期しましたので、元気に登校してきてください。

これからの学校生活、決しておごることなく、一高校生として学業に部活動に励んでください。

最後になりますが、甲子園に連れて行ってくれてありがとう。そして感動の夏をありがとう。

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