秋季県大会3次大会 決勝 大社 5-7 松江商 <戦評> 大社の先発は背番号1の河村、今大会は調子が今ひとつで今日が初めての先発。立ち上がりから制球が定まらず、ファーボールや盗塁、エラーで1点を失った。1回裏、先頭の羽根田がヒットで出塁し、3番今岡の2塁打で1死2,3塁のチャンス。ここで4番小笠原がレフト前にタイムリーヒットを放ち同点に追いつく。つづく2回表に1点、3回表には2番手投手小村が2点を失い、1-4となったが、3回裏と4回裏に1点ずつ返し、3-4と1点差にせまった。ところが、6回から8回まで1点ずつ失い、7回裏に1点返したが、9回裏を4-7でむかえた。秋季大会では何度も逆転勝ちを演じてきた大社ナインも、9回裏1点を返すのが精一杯、19年振りの優勝に届かなかった。とはいえ、18年振りに出場する中国大会では優勝目指して頑張りたい。 準決勝 大社 3-2 安来(延長10回サヨナラ) <戦評> 初回から大社高校はスコアリングポジションにランナーを進めながら、あと1本がでないといういつもの展開。4回表、安来の攻撃、0死1塁からの送りバントをサード長岡が2塁へ好送球したが、ショート今岡が送球をあせってボールを落とし、0死1,2塁のピンチ、その後、送りバントとスクイズで1点を失った。しかし、ファースト高橋の好送球で2塁ランナーを3塁で刺殺したのが大きかった。その後もチャンスでタイムリーが出ないなか、7回表、安来に追加点を奪われ2点のビハインド。その裏、2死から7番手銭が2塁打で出塁すると、代打の黒崎翔太がレフト線にタイムリー2塁打を放ち、まず1点。つづく9番長岡もセンター横にヒットを打ったが、ランナーの黒崎が本塁で憤死。そのまま試合は9回裏へ。先頭の小笠原が四球で出塁し、5番高橋の送りバントで1死2塁のチャンス。6番岡田がライトオーバーの2塁打で同点。しかし、3塁を欲張った岡田がアウトになったのが痛かった。そのまま延長戦に突入。2番手投手の小笠原が踏ん張り、10回裏、先頭の黒崎が出塁し、代打主将の原が送りバントに成功、1番羽根田が敬遠され、1死1、2塁。ここで2番石飛慶也が左中間に2塁打を放ち、見事なサヨナラ勝ちを演じた。 秋季県大会2次大会 準々決勝 大社 7-1 松江北 <戦評> 1回の表、松江北の攻撃、2死2塁から4番のサード強襲ヒットがセンター前までころがり、2塁ランナーが本塁に突っ込んだが、大社のセンター石飛慶也の好返球で本塁タッチアウト。その裏、2死1,2塁のチャンスをつかんだが、5番高橋はライトライナーでチェンジ。2回の裏のチャンスもセンターライナーであと1本がでなかった。3回裏、2死満塁のチャンスに6番岡田がセンター前ヒットで1点を先制し、4回裏にも2死から9番長岡の2塁打と1番羽根田のタイムリーで2点目を取った。つづく5回表、松江北は先頭打者が2塁打で出塁、次打者がバント失敗後、レフト前ヒットで0死1,3塁、次打者がスクイズ失敗のあと、レフト線タイムリー2塁打でなお0死2、3塁のピンチ。ここでセンター前のライナーをセンター石飛慶也がダイビングキャッチのファインプレーでしのぎ、この回の失点は1点におさえた。そして7回裏、0死1,2塁のチャンスで5番高橋がレフト線2塁打で1点追加、1死満塁となり8番小村のスクイズが内野安打となりこの回2点目、9番長岡が四球を選び押しだしで3点目、さらに1番羽根田のピッチャーライナーで本塁フォースアウトとなったが、捕手が3塁に悪送球したため4点目がはいった。つづく8回にも小笠原のヒットと盗塁、5番高橋のタイムリーヒットで計7点を獲得した。投げては先発の小村が昨日につづいて好投し、1失点の完投勝利。これで18年ぶりの秋季中国大会出場を決めた。
3回戦 大社 8-0 三刀屋(8回コールド) <戦評> 1回表、大社は先頭の羽根田がヒットで出塁し、盗塁・送りバントで1死3塁のチャンス。ここで相手のミスから1点を先制した。2~4回はランナーを3塁まで進めるが後続が打ち取られ追加点が奪えず、むかえた5回表、1死満塁のチャンスで5番高橋の犠牲フライでまず1点、6番岡田のタイムリーヒットで3点目をとった。6回にも相手のミスもあり3点を追加。8回表には4番小笠原のタイムリーヒットなどでさらに2点を追加し、試合を決めた。守っては先発投手の小村が1安打無四球と好投し、守備陣もノーエラーでこたえた。
秋季県大会1次大会 2回戦 大社 7-3 出雲西(延長10回) <戦評> 1回表、大社は相手のミスから1死3塁のチャンスを得ると、3番今岡が目の覚めるようなライト前ヒットを放ちまず1点。ライトが後にそらす間に今岡は3塁に進んだ。つづく4番小笠原のセンター犠牲フライで2点目をとった。その裏、先発小村が捕まり、3本のヒットで2点を失った。その後、両チーム点が取れず迎えた6回表、大社は死球とヒットで1死1,3塁のチャンスに6番岡田のサードゴロがエラーを誘い3点目をとり勝ち越した。その裏、ピンチで登板した小笠原の力投で何とか無得点に抑え、そのまま逃げ切るかと思われたが、8回裏に同点打を浴び、3対3のまま延長戦に突入した。延長10回表、先頭の石飛慶が2塁打で出塁すると、3番今岡の送りバントがエラーとなり、4番小笠原が死球で0死満塁のチャンス。ここで5番高橋がライト線をやぶる走者一掃の2塁打を放ち3点勝ち越し、さらに6番手銭の進塁打と7番黒崎の犠牲フライで7点目をとった。最後は小笠原が3人で打ち取ってゲームセット。1回戦につづいて厳しい試合を何とかものにすることができた。 1回戦 大社 5×-4 石見智翠館(9回サヨナラ) <戦評> 序盤は大社ペースで試合がすすんだが、3回表に犠牲フライで1点を失う。その裏、4本の安打で1点返し同点。その後、チャンスをつくるがタイムリーが出ず、試合は膠着状態。7回表、智翠館に先に追加点を奪われ1-2。その裏、先頭の代打黒崎翔が出塁すると、送りバントで2塁へ、2番石飛慶がヒットでつなぎ、3番今岡がしぶとくライト前にはじき返し同点、盗塁死のあと、4番小笠原がライト線にタイムリーを放ち3-2と逆転に成功した。8回から投手は小村から小笠原にスイッチ。8回は無難におさえたが、9回表先頭打者にヒットを許すと、つづく打者はセカンドゴロ。ダブルプレーをあせったショートの足がはやく離れたというジャッジでノーアウト1,2塁のピンチ。送りバントで1アウト2,3塁となり、次打者に犠牲フライを打たれ同点、さらに送球がそれる間にセカンドランナーまでかえしてしまい逆転を許した。その裏、最後まであきらめない大社ナインは、先頭打者がヒットで出塁すると、送りバントとセカンドゴロで2死3塁。ここで3番今岡がレフト前ヒットで同点。つづく4番小笠原敬遠のあと、5番高橋がセンターオーバーのサヨナラタイムリーで決着がついた。
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