「まなゼミ」島根大学・島根県立大学との高大連携事業(地元で活躍する教員・看護師を育てる事業)

  将来教員・看護師を目指す生徒のみなさんに、「大学での学び」「大学生活」をリアルに見聞・実感できる機会を提供する「島大教師塾」「県大教員プログラム・看護プログラム」を、高大連携事業「まなゼミ(大学の学びゼミナール)」として実施しました。以下、それぞれの大学での様子をお伝えします。

★まなゼミ 島大教師塾 7/3(月) 島根大学・教育学部(松江キャンパス)にて

参加者:1年20名、2年8名、3年21名

日 程:12:30ごろ 島根大学到着、以後学食にて昼食

    13:15   開会行事(河添学部長あいさつ)

    13:30~  2班に分かれ、授業見学・図書館見学(「公衆衛生学」)

    15:00~  大学生との交流(本校OGプレゼン、大学生との座談会)

    16:00~  閉会のあいさつ、以後帰途に

〈当日の様子〉

 大学到着後、学食で昼食をとりました。人の多さと、自分で好きな食べ物を選ぶといったシステムに戸惑いながらも、生徒のみなさんは学食をしっかり味わったようです。

 教育学部生(1・2年生計8名)との交流会では、最初に本校OG(2年生)が大学生活に関するプレゼンテーションを行いました。内容は、島大を選んだ理由・専攻紹介・大学での時間割・大学生の暮らしなど、具体的に大学生活についてイメージできる内容であり、生徒たちは興味深く耳を傾けていました。

 今後の予定は2学期に「教育実習の実際」、3学期に「求められる教師像」をテーマに第2期・第3期の「教師塾」を計画しています。引き続いて多くの生徒が参加することを期待しています。

〈参加してくれたみなさんの感想より〉

 担当してくださった大学生の方の話を聞いて、座学だけでなく地域のボランティア活動に参加したり、実習をしたり、バイトをしたりなど、本当にいろんな経験をする機会に溢れていて毎日を一生懸命に生きることができそうだと感じた。パンフレットやお話だけでは伝わらないような実際の様子を見れたことが何よりもよかった。学校の中に入って今通っている学生さんの話を聞くことで見聞を広めることができて、鮮明に大学の生活を想像することができた。大学のことを知るためのイベントとしてすごく良いものだったと思う。

 

★まなゼミ 県大教員プログラム 7/6(木) 島根県立大学(松江キャンパス)にて

参加者:1年生6名、3年生4名

日 程:13:10~ 講義「教職論」受講

                      (事前課題について大学生・高校生混在のグループでディスカッション)

    14:10~ 大学生との意見交換(高校生⇒大学生に質問タイム)

    14:50~ 学内見学ツアー(3~5人のグループで大学生が学内案内)

〈当日の様子〉

 生徒のみなさんにとっては大学の本物の講義に参加させてもらう貴重な機会となりました。事前学習として、小学校現場でのケーススタディ(朝登校後のルーティーンと、給食の配膳方法の工夫)について考える課題に取り組み、あらかじめ自分の考えを持った上で講義に参加しました。初めは学生とのディスカッションに緊張気味の大社高校生のみなさんでしたが、積極的な県大生のリードもあり、お互いアイディアや意見を共有する様子がうかがえました。講義担当の時津先生(県立大教授)が、「今回のテーマについて、答えは一つではないし、僕が伝えることも一つの考えにしか過ぎない。みなさんのいろんな視点からの意見をしっかり交わしてください。」と最初におっしゃったことも、授業に参加している学生・生徒のみなさんの積極性につながっていたのではないかと思いました。

次回、まなゼミ県大教員プログラム第Ⅱ期は、12月に予定しています。いよいよ実際の教育現場(出雲市立荒木小学校)に行き、授業参観に加えて、小学校教員として働く先生方との懇談会も予定しています。参加する生徒のみなさんにとって、大きな学び・収穫があることを期待しています。

〈参加してくれたみなさんの感想より〉

 将来の夢が小学校教諭なので今回のまなゼミに興味があり、実際大学の講義を受けてみてとても面白いと思ったし少し将来の夢に近づけたと思います。大学生との意見交換で緊張してしまって上手く質問ができなかったけど、逆に大学生さんたちから質問してもらったおかげでだんだん自分から質問や話をすることができました。これからの進路選択で今日学んだことを生かして勉強したり積極性を身につけて行きたいです。

 

★まなゼミ 県大看護プログラム 7/18(火) 島根県立大学(出雲キャンパス)にて

 参加者:1年10名、2年5名、3年11名

 内 容:8:30ごろ 島根県立大学到着

    9:00   看護学概論(90分)

    10:40   大学生・院生との交流

    11:30   学生食堂で昼食

    12:40   県立大学出発

〈当日の様子〉

 大学1年生の必修科目「看護学概論」を受講しました。学生と全く同じ講義に参加、しかも講義時間は90分、というのはかなりハードルの高い内容だったとは思いますが、講義の内容は具体的かつ実践的、最新の知見も織り込まれていて、生徒たちにとっても刺激になった内容だと思います。パソコンを駆使しながら受講している学生さんたちに負けず劣らず、多くの生徒は一生懸命メモをとっていました。

 講義を受講した生徒たちにとって印象的な内容は、「医療安全(ヒヤリ・ハットレポート)、トリアージ(災害看護)、専門看護師」があげられました。

〈参加してくれたみなさんの感想より〉

 大学生の授業を受けさせてもらい、1日にとても多くの量の内容をしておられ私にもこんなにこなすことができるのかなと少し不安になりました。ですが、大学生のお話などを聞きなぜ自分が看護学について学びたいのか、どうして目指しているのかを改めて考えることができ、同じ職業を目指している友達と協力しながら乗り越えていきたいと強く思うことができました。

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(島大での学食の様子)                                  (県大松江で学生とディスカッション)

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(県大出雲で90分の講義をうける様子)

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